■プログラム説明(ソースコード説明)
グラフオブジェクトのデータはgraphItems配列に入っているので変数grhObjに入れます。新規にドキュメントを作成するにはdocuments.add()を使います。forを使ってグラフオブジェクトの数だけ繰り返し、新規ドキュメントにコピーします。グラフオブジェクトを指定してmoveToBeginning()を使うと元のグラフオブジェクトが新規にドキュメントに移動するためduplicate()を使って元のグラフオブジェクトの複製を作ってから、その複製を新規ドキュメントにコピー(実際には移動処理)させます。
■ソースコード
grhObj = activeDocument.graphItems;
newDoc = documents.add();
for (i=0; i<grhObj.length; i++)
{
dpObj = grhObj[i].duplicate();
dpObj.moveToBeginning(newDoc);
}
■使い方
1:グラフオブジェクトを含むドキュメントを用意します。
2:ファイルメニューからスクリプトを実行します。
3:新規にドキュメントが作成されグラフオブジェクトのみ新規ドキュメントにコピーされます。
■ポイント
documents.add()のadd()では以下のパラメータを指定できます。
add(カラーモード,横幅,縦幅)
カラーモードは以下の2つが指定できます。
DocumentColorSpace.CMYK CMYKモード
DocumentColorSpace.RGB RGBモード
moveToBeginning()のパラメータはドキュメント、レイヤー、グループアイテムのいずれかを指定できます。
■実際のスクリプトをダウンロード(sample.js.zip)