テキスト(文字)に長体をかける

■プログラム説明(ソースコード説明)
 最初の文字の比率を40%にします。scalingプロパティに設定する値は1=1%になります。正体の場合は100を指定すると100%の比率になります。200を指定すると平たい文字になります。文字の比率を指定するにはtexRange()でテキストオブジェクトを作成しcharacters配列にある文字情報のscalingプロパティに比率を設定します。scalingで指定できる値は整数だけでなく小数も指定できます。

■ソースコード
str = "文字列の縦横比率を変更します";
xSize = 0.4;
docObj = activeDocument;
txtObj = docObj.textFrames.add();
txtObj.contents = str;
for (i=0; i<str.length; i++)
{
txtObj.characters[i].scaling = [xSize,1];
xSize = xSize + 0.15;
}


■使い方
1:描画するドキュメントをアクティブにします。
2:ファイルメニューからスクリプトを実行します。
3:文字の色がグラデーションで表示されます。


■ポイント
 テキストが一定範囲内に収まっていない場合に縦横比を調整して範囲内に収めることができます。
 ランダムに長体、平体(文字の縦横比率変更)にするには以下のようにscalingプロパティに2次元配列として縦横費を指定します。

str = "文字列の縦横比率を変更します";
docObj = activeDocument;
txtObj = docObj.textFrames.add();
txtObj.contents = str;
for (i=0; i<str.length; i++)
{
xSize = Math.random() * 2 + 0.5;
ySize = Math.random() * 2 + 0.5;
txtObj.characters[i].scaling = [xSize,ySize];
}

■実際のスクリプトをダウンロード(sample.js.zip)