InDesign CC自動化作戦 (InDesign CC Automation Operation)

■新規にドキュメントを作成する

 それでは次にInDesign CCで新規にドキュメントを作成してみましょう。今度は以下のように入力してください。

app.documents.add();

 実行すると新規にドキュメントが作成されます。作成されるドキュメントのサイズも指定することができます。以下のスクリプトは横10cm、縦14cmのサイズのドキュメントを作成するものです。

pageObj = app.documents.add();
pageObj.documentPreferences.pageWidth = "10cm";
pageObj.documentPreferences.pageHeight = "14cm";

 まず、先ほどと同様に新規にドキュメントを作成しますが、作成されたドキュメントを操作するため一度変数にドキュメントオブジェクトへの参照を入れておきます。このオブジェクトのdocumentPreferences.pageWidthがページの横幅になります。ここに単位付きの数値を指定します。"120mm"とすると120mmに設定されます。同様に縦幅はdocumentPreferences.pageHeightになります。

 それでは、次に新規に作成したドキュメントにページを追加してみましょう。これは以下のようになります。

pageObj = app.documents.add();
pageObj.pages.add();

 pages.add()でページが追加されます。()の中には、どこに追加するかを指定することができます。ページの終わりか、現在のページの前か後かなどを指定できます。

 ここまでは何もページ上に文字も図形も画像もありませんが、作成されたドキュメントを保存し閉じてみましょう。保存して閉じるには以下のようにします。

pageObj = app.documents.add();
pageObj.pages.add();
pageObj.close(SaveOptions.yes);

 close()の()の中に、閉じる場合にどうするかを指定できます。SaveOptions.yesは常に保存することを示します。SaveOptions.askだと確認のダイアログが表示されます。SaveOptions.noとすると保存せずにドキュメントが閉じられます。

 それでは、次にドキュメント上に文字を追加してみましょう。


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