いくつものスクリプトを作成していくと、同じ処理をする部分がでてきます。そのような部分を関数にしておくだけでなく、それらを別のファイルとして保存しておき、状況に応じてリンクして使う事ができます。
それでは、サンプルを見てみましょう。まず、以下のようにスクリプトを作成し別のファイルとして保存します。
function makePage()
{
app.documents.add();
}
ここではドライブのルート(一番最初のディレクトリ)にidcs2_common.jsxのファイル名で保存します。
保存したファイルをリンクするには//@include "ファイルまでのパス"と記述します。以下のように記述するとルートディレクトリにあるidcs2_common.jsxファイルがリンクされます。
//@include "/idcs2_common.jsx"
makePage();
idcs2_common.jsxファイルにはmakePage()関数が定義されているので、関数が呼び出されて実行されます。サンプルでは新規にドキュメントが作成されます。
InDesign CS2だけでなくInDesign CSでも利用することができます。この場合、リンクするファイルの拡張子は.jsでも.jsxでも問題ありません。今後のことを考慮するのであれば.jsxにしておくのが良いでしょう。また、リンクするファイル名には日本語は使わずに英数字の組み合わせにしておくのが安全です。