いくつものスクリプトを作成していくと、同じ処理をする部分がでてきます。そのような部分を関数にしておくだけでなく、それらを別のファイルとして保存しておき、状況に応じてリンクして使う事ができます。
それでは、サンプルを見てみましょう。まず、以下のようにスクリプトを作成し別のファイルとして保存します。
function makePage()
{
app.documents.add();
}
ここではドライブのルート(一番最初のディレクトリ)にidcs3_common.jsxincのファイル名で保存します。
保存したファイルをリンクするには#include "ファイルまでのパス"と記述します。以下のように記述するとルートディレクトリにあるidcs3_common.jsxファイルがリンクされます。
#include "/idcs3_common.jsxinc"
makePage();
idcs3_common.jsxincファイルにはmakePage()関数が定義されているので、関数が呼び出されて実行されます。サンプルでは新規にドキュメントが作成されます。
InDesign CS3では拡張子がjsxのままでも動作しますが(CS2でも動かしたい場合にはjsxで)、読み込む共通のスクリプトファイルの拡張子はjsxincにしておきます。また、リンクするファイル名には日本語は使わずに英数字の組み合わせにしておくのが安全です。