InDesign CS5自動化作戦 (InDesign CS5 Automation Operation)

ドロップダウンリストで選択された項目をテキストボックスに表示する(無理矢理)

■プログラム説明(ソースコード説明)
 ダイアログ内のドロップダウンリストで選択された項目を、すぐにテキストボックスに表示することはできません。これはInDesignには状態が変更された際のイベントが存在しないためです。このため、どうしてもテキストボックスに選択された項目を表示させたい場合には以下のように二回ダイアログを表示させて強引にテキストボックスに入れることになります。

■ソースコード
wObj = app.dialogs.add({ name:"Sample" });
tmp1 = wObj.dialogColumns.add();
dList = tmp1.dropdowns.add({stringList: ["MZ-80K","MZ-1200","MZ-700","MZ-1500"], selectedIndex:0, minWidth:120});
teObj = tmp1.textEditboxes.add({editContents:"---", minWidth:120 });
wObj.show();
txt = dList.stringList[dList.selectedIndex];
wObj.destroy();
wObj = app.dialogs.add({ name:"Sample" });
tmp1 = wObj.dialogColumns.add();
dList = tmp1.dropdowns.add({stringList: ["MZ-80K","MZ-1200","MZ-700","MZ-1500"], selectedIndex:0, minWidth:120});
teObj = tmp1.textEditboxes.add({editContents:txt, minWidth:120 });
wObj.show();


■使い方
1:スクリプトを実行します。
2:ドロップダウンリストが表示されます。
3:項目を選択してOKボタンを押します。
4:選択した項目がテキストボックスに表示されます。

■ポイント
 なし

■実際のスクリプトをダウンロード(sample.jsx.zip)

写真素材 PIXTA