このテキストはAdobe InDesign CS6で動作するJavaScriptについて書かれています。InDesign CS6で使用することができるスクリプトにはVBScript、AppleScript、JavaScriptの3つがあります。VBScriptはWindows環境のみの動作、AppleScriptはMacintosh環境のみの動作となっています。いずれも作成したスクリプトは、その環境でしか動作しません。しかし、JavaScriptで作成した場合にはWindows環境でもMacintosh環境でも、ほぼ同じように動作します。つまりJavaScriptで作成すれば両方の環境で動作させることができるわけです。
他にもメリットがあります。JavaScriptはWeb上で非常に多く利用されており資料も豊富にあります。入門書もたくさんありますし、Web上にも入門ページがたくさんあります。また、2011年以降はJavaScriptで大規模な開発なども行われるようになっているため、JavaScriptでプログラミングできる人口はかなり増えています。
といい事ばかり書きましたがInDesignの場合には、難しい事情もあります。それはDTP(デスクトップパブリッシング)という世界で利用されるソフトウェアでありPhotoshopやIllustratorを利用するユーザー数とは比較にならないほど利用者数が少ない点です。このため、InDesignに関するスクリプトに関する情報はあまり多くありません。それでも以下のサイトには参考になる情報がありますのでチェックしておくとよいでしょう。
なにする? DTP+WEB
Show Time +one
ディザInDEsign
M.C.P.C.(※コンテンツは残っていますが、DTPに関する宇更新自体は2012年7月で終了しています。)
長々と前書きを書いてしまいましたが、このサイトがInDesign CS6での自動化の手助けになれば幸いです。
2013年 古籏一浩 (KaZuhiro FuRuhata)