このテキストはAdobe Media Encoder CC 2015で動作するJavaScriptについて書かれています。ほとんど知られていませんがMedia Encoder CS5からJavaScriptによる制御ができるようになっています。なお、CS5で使えた一時停止のメソッドはCS6以降では削除されています。
Media Encoder CC 2015で使用することができるJavaScriptは一般にWebブラウザ上で利用されているものとは異なっています。ECMA Scriptとして定義されている部分(Boolean, Math, String, Numberオブジェクト等)は共通ですが、その他の部分は全く異なっています。また、Media Encoder専用のJavaScriptドキュメントも2014年8月時点では存在しません。このため、ESTK CCでのデータブラウザを利用してオブジェクト、メソッド、プロパティを調べ自分で解析するしかありません。
Adobe Media Encoder CC 2015をJavaScriptで自動化しようとしても資料が少ないため何をどうすればよいか不明な部分が多々あります。それでも、何らかの情報として、このページがMedia Encoderの自動化の手助けになればよいかなと思います。
なお、Adobe Media Encoder CC 2015はPhotoshopやIllustratorなどで利用できるCEP(CEP6)には対応していません。
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