アプリケーション/バージョンアップに伴う注意点


 JavaScriptはWebブラウザ(Internet ExplorerやSafari、Firefox、Google Chromeなど)でしか動作しないのではないかと思っている人も多いかもしれません。実際には、ブラウザ以外のアプリケーション制御用のスクリプト言語として普及してきています。Adobe製品に限らず他の製品やOSであるWindows 98/2000/XP/Vista/7/8.xも対応しています。Mac OS X (OS X)ではDashboardやCore Imageの制御、Windows VISTA/7ではガジェットなどに使われています。Windows 8からはWindows用アプリケーションも作成することができます。また、iPhoneやiPad、AndroidやFirefox端末で動作するアプリケーションの一部もHTML5+CSS3+JavaScriptの組み合わせで作成されているものもあります。

 JavaScriptは文法は同じなので、一度身に付けてしまえば、アプリケーション独自のオブジェクト部分を覚えるだけですみます。基本的な部分は同じですが、アプリケーションによって扱えるオブジェクトが異なります。このため、Media Encoder CC 2015で作成したスクリプトはPhotoshopやIllustrator、Dreamweaver、Flashではエラーになってしまい動作しません。また、アプリケーションのバージョンアップに伴って以前のスクリプトが動作しなくなってしまうことがあります。
Media Encoder CC 2015で作成したスクリプトは以前のバージョンで動かす場合、設定やプリセット名の違いによるエラーが発生することがあります。これはプリセット名などがMedia Encoderのバージョンによって微妙に異なるためです。
また、Media Encoder CC 2015ではisBlackVideo()メソッドとisSilentAudio()メソッドが追加されています。これらのメソッドを使った場合、以前のバージョンでは動作しません。

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