その9【多重化する、バックアップをとっておく】

 意外とコストがかかるのがマシンに不具合が発生した場合です。基本的にデータのバックアップをとっておけば復旧も簡単です。大容量のハードディスクも安くなっていますし、DVD-ROMに焼く、USBメモリなどに入れておく方法もあります。MacOS X Leopardであればバックアップハードディスクを追加してタイムマシンを動かしておけば定期的に自動バックアップしてくれます。Windows XPでも定期的にバックアップするようなソフトなどを入れておけばよいでしょう。
 多少資金に余裕がありデスクトップマシンであれば2台目のハードディスクにも予備のOSを入れておけばより復旧が早くなります。マシン自体が雷などで壊れてしまうこともありえますので(過去に雷で壊れたことがあります。1つはSHARPのX68000で、もう1つが電話&FAX)、メインマシンと予備マシンを用意しておけば、より安心です(なんですが、過去にメインマシンと予備マシンが同じ日に時間をおいて壊れるということがあったので3台あれば、かなり安全)。
 バックアップ資金がない場合は、ヤフーメールやGMailで自分あてにデータを添付して送信し保存しておくという方法もあります。別の手段としては差し支えないデータに関してはWebで公開し検索エンジンにキャッシュ=バックアップしてもらうという方法もあります(実際、これで書籍の原稿が復活できたことがあります)。
 調子のいい時や景気のいい時には壊れないのに、なぜか仕事が減ったり景気が悪くなると壊れたりする(泣きっ面に蜂というヤツです)ので、やはりバックアップはまめにとっておきましょう。
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