指定時間になったらAfterEffects 6.0を起動する

解  説
MacOS XはUNIXをベースにしておりシェルなどの機能を利用することができます。UNIXの機能に加えてMacintoshならではの処理も可能になっています。これらを利用して毎朝9時に自動的にAfterEffects 6.0を起動させることができます。ここでは毎日、午前9時に自動的にAfterEffects 6.0を起動させる処理を行います。

 まず、AppleScriptを利用しAfterEffects 6.0を起動させます。これはサンプルのソースコードになります。次に作成したファイルを保存します。サンプルではファイル名をstar.txtにしています。保存先のパスを覚えておきます。パスに日本語が含まれていると正常に動作しない可能性があります。「アプリケーション」→「ユーティリティ」フォルダ内にあるターミナルを起動し以下のコマンドを入力します。

crontab -e

 編集画面が表示されるのでiのキーを押して以下のように入力します。/Volumes/Macintosh\ HD/はファイルのあるパスを示しています。パスに半角空白が含まれる場合には\(バックスラッシュ。日本語書体だと円記号。ここでは円記号になっていますが、入れる時は円記号のキーを押すとバックスラッシュになります)を入れ、その後に半角空白を入れます。

0 9 * * * osascript /Volumes/Macintosh\ HD/star.txt

 0 9が午前9時0分を示します。午後2時35分の場合は以下のようになります。

35 2 * * * osascript /Volumes/Macintosh\ HD/start.txt

 入力が終わったらescキーを押してから以下のように入力します。

:wq

 これで設定が保存され午前9時にAfterEffects 6.0が起動するようになります。
起動するのを中止したい場合には、

crontab -e

と入力します。カーソルキーで消したい行まで移動させます。消したい行まで移動させたらddと2回押します。これで、カーソル位置の行が削除されます。最後に

:wq

 とすると変更が保存されます。

コード
tell application "Adobe After Effects 6.0"
activate
end tell


■サンプルをダウンロードする >>.zip