説明
Geocoderオブジェクトのgeocode()メソッドを使って住所から緯度経度を求めます。geocode()の最初のパラメータには{ address : 住所 }のようにして座標値を取得したい住所を指定します。実際に住所が得られた場合やエラーが発生した場合にはgeocode()の2番目のパラメータに指定された関数（コールバック関数）が呼び出されます。この関数には2つのパラメータが渡されます。最初のパラメータに取得した住所に関する情報がJSON形式で返されます。緯度経度を読み出す場合にはJSONの中にあるgeometryを参照します。このgeometryのlocationに緯度と経度が格納されたLatLngオブジェクトが入っています。このLatLngオブジェクトをマップオブジェクトのsetCenter()メソッドのパラメータに指定すれば、指定した住所に地図が移動し表示されます。
住所の取得に失敗した場合やリクエスト回数制限を超えた場合にはエラーが発生します。どのような結果だったのかはコールバック関数の2番目のパラメータとして渡されます。このパラメータを調べることで正しく処理されたか、エラーなのかを判別することができます。
| google.maps.GeocoderStatus.OK | 正しく住所から緯度経度などの情報が取得できた |
|---|---|
| google.maps.GeocoderStatus.ERROR | サーバー接続に問題が発生した |
| google.maps.GeocoderStatus.INVALID_REQUEST | リクエストが無効 |
| google.maps.GeocoderStatus.UNKNOWN_ERROR | 原因不明のエラーだがサイドリクエストすれば成功する可能性がある |
| google.maps.GeocoderStatus.ZERO_RESULTS | リクエストに対する住所が見つからない |
| google.maps.GeocoderStatus.REQUEST_DENIED | ジオコーダーは使用できない |
| google.maps.GeocoderStatus.OVER_QUERY_LIMIT | リクエスト回数を超えた |
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サンプルコード [実行]
<!DOCTYPE html><html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>Google Maps API ver 3 Sample/グーグルマップAPIサンプル/Google Maps API样品</title>
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<script src="http://maps.google.com/maps/api/js?sensor=false" type="text/javascript"></script>
</head>
<body>
<div id="gmap"></div>
<script type="text/javascript">
var map = new google.maps.Map(
document.getElementById("gmap"),{
zoom : 10,
center : new google.maps.LatLng(0,0),
mapTypeId : google.maps.MapTypeId.ROADMAP
}
);
// ジオコーディング
var adrs = "Shiojiri City"; // 長野県塩尻市
var gc = new google.maps.Geocoder();
gc.geocode({ address : adrs }, function(results, status){
if (status == google.maps.GeocoderStatus.OK) {
map.setCenter(results[0].geometry.location);
}else{
alert(status+" : ジオコードに失敗しました");
}
});
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</body>
</html>