説明
IchigoJamは#E0〜#FFまでの32文字をユーザー定義可能な文字とすることができます。これは昔PCG (Programmable Character Generator:プログラマブル・キャラクター・ジェネレーター) と呼ばれたものと同じです。ゲームなどを作成する場合などに便利です。特に自分で自由に定義できるのは大きなメリットです。
IchigoJamのPCGは白黒で1バイトで8ドット(ピクセル)を定義します。ビット列からバイト列に変換すればよいのですが、さすがに手作業では大変です。そこで、作成したのがPCG Converter (PCGコンバーター)です。グラフィックスアプリケーションとして有名な
Adobe Photoshopで利用できます。有償のアプリケーションですが初めての場合のみ30日間無料で使用できます。
PCGコンバーター v1.1が動作するバージョンはPhotoshop CS3以降です。CC 2015でも動作します。特にPhotoshopのバージョンに依存しないので、かなり長期間使えるはずです。
PCGコンバーター v1.1はビット列の変換だけでなく実際に動作するIchigoJamのプログラムも生成します。
PCG Converter v1.1では8×8ピクセルのキャンバスに描かれた白黒のピクセルを自動的に変換しデスクトップに0bit.txtというファイルで保存します。その際、すでに0bit.txtファイルがある場合は行数から計算してPCG定義するアドレスも自動で追加します。また、IchigoJamはプログラムとして使えるメモリが多くありません。そこでメモリ節約のためビット値が100未満の場合は10進数として生成するようにしています。これにより1文字の定義につき16文字の節約ができます。
それではPCG Converter v1.1の使い方の手順を説明します。まず、以下のZIPファイルをダウンロードしてください。なお、ZIP圧縮したファイルがよい場合は
ここをクリックしてください。ダウンロードしたら、どこかわかりやすい所(デスクトップなど)に移動させておきます。
まず、最初に8×8ピクセルのRGBカラーのキャンバスを用意し描きます。
次にファイルメニューからスクリプト→参照...を選択します。
ファイル選択ダイアログが表示されるのでダウンロードしたPCG_Converter_v1.1.jsxファイルを選択します。
デスクトップに0bit.txtファイルが生成されます。ダブルクリックするとエディタで開くことができます。
ファイルの中身は以下のようになります。行番号はありませんが、このままでも動作します。プログラムに応じて行番号をつければよいでしょう。
デスクトップに0bit.txtファイルがある場合にPCG_Converter_v1.1.jsxを実行すると行数に応じて自動的にPCG定義アドレスとコードが追加されます。
なお、PCG定義アドレスは常に#E0からはじまります。変更したい場合は定義アドレスを書き換えて使用してください。