説明
IchigoJamは#E0〜#FFまでの32文字をユーザー定義可能な文字とすることができます。これは昔PCG (Programmable Character Generator:プログラマブル・キャラクター・ジェネレーター) と呼ばれたものと同じです。ゲームなどを作成する場合などに便利です。特に自分で自由に定義できるのは大きなメリットです。
IchigoJamのPCGは白黒で1バイトで8ドット(ピクセル)を定義します。ビット列からバイト列に変換すればよいのですが、さすがに手作業では大変です。また、1文字分である8×8ドットではなく、ひとまわり大きいキャラクタを定義したい場合もあります。つまり16×16ドットのキャラクタです。16×16ドットのキャラクタを定義できればIchigoJamでの表現力も格段に向上します。ということで、作成したのがPCG 16×16 Converter (PCGコンバーター)です。グラフィックスアプリケーションとして有名な
Adobe Photoshopで利用できます。有償のアプリケーションですが初めての場合のみ30日間無料で使用できます。
PCG16×16コンバーター v1.0が動作するバージョンはPhotoshop CS3以降です。CC 2015でも動作します。特にPhotoshopのバージョンに依存しないので、かなり長期間使えるはずです。
PCG16×16コンバーター v1.0はIchigoJamのキャラクターコードの#E0,#E1,#E2,#E3を一括して定義するBASICコードを生成します。他の文字コードに割り当てる場合はPOKE文での定義アドレスを変更してください。
PCG16×16 Converter v1.0では16×16ピクセルのキャンバスに描かれた白黒のピクセルを自動的に変換しデスクトップに016bit.txtというファイルで保存します。その際、すでに016bit.txtファイルがある場合は上書きされますので注意してください。
それではPCG16×16 Converter v1.0の使い方の手順を説明します。まず、以下のZIPファイルをダウンロードしてください。なお、ZIP圧縮したファイルがよい場合は
ここをクリックしてください。ダウンロードしたら、どこかわかりやすい所(デスクトップなど)に移動させておきます。
まず、最初に16×16ピクセルのRGBカラーのキャンバスを用意し描きます。
次にファイルメニューからスクリプト→参照...を選択します。
ファイル選択ダイアログが表示されるのでダウンロードしたPCG16_Converter_v1.0.jsxファイルを選択します。
デスクトップに016bit.txtファイルが生成されます。ダブルクリックするとエディタで開くことができます。
ファイルの中身は以下のようになります。行番号はありませんが、このままでも動作します。プログラムに応じて行番号をつければよいでしょう。PCG定義アドレスは常に#E0からはじまります。変更したい場合は定義アドレスを書き換えて使用してください。
実際にIchigoJamでPOKEで定義して表示すると以下のようになります。