他のソフトでEPS画像が欠けるトラブルを防ぐ

右図のように線幅がパスよりもはみでるような場合、InDesignなどにEPS画像として貼付けた場合、若干線が切れてしまったり欠けたりすることがあります。このような場合、線のアウトラインを取る以外に、EPSファイルの特定部分を書き換えて対処する方法もあります。

CS2で保存したEPSファイルをテキストエディタで開きます。右図の赤線を引いてある
BoundingBox
の4つの値が図形を囲む座標値になります。この座標値は整数のため小数値が含まれていると、その端数分が欠ける可能性がでます。その下にあるHiResBoundingBoxは小数値を含むより正確なサイズを示しています。ただし、多くのソフトではBoundingBoxの値を参照します。つまり欠けてしまったりした場合、このBoundingBoxの座標値を広げてやればよいことになります。

右図のように座標を変更します。

MacOS Xのプレビューで確認するとBoundingBoxの値が反映され上と左右に余白ができます。このようにすれば、図形が欠ける可能性が低くなります。