説明
テキストエディットでは1文字ごとに文字の色を読み出すことができます。ここでは、すでに開かれている最前面のドキュメントの先頭の文字の色を読み出してみます。まず、最初にTextEdit = Application("TextEdit")としてアプリケーションオブジェクトを取得します。次に取得したアプリケーションオブジェクトのdocuments配列の先頭の要素を読み出します。この要素が最前面のドキュメントオブジェクトになります。
先頭の文字の色はdoc.text.characters[0].color()として読み出すことができます。文字の色情報はdoc.text.characters[0].color()として読み出したオブジェクトの各プロパティに入っています。赤はred、緑はgreen、青はblueプロパティに輝度が入っています。輝度は0.0〜1.0の範囲になります。値が大きいほど明るくなります。
var TextEdit = Application("TextEdit");
var doc = TextEdit.documents[0]; // 画面に表示する
var c = doc.text.characters[0].color(); // 先頭の文字の色情報を取得する
var r = c.red; // 赤の輝度を読み出す
var g = c.green; // 緑の輝度を読み出す
var b = c.blue; // 青の輝度を読み出す
var txt = r+"\n"+g+"\n"+b;
TextEdit.includeStandardAdditions = true; // 標準コマンドを使用可能にする
TextEdit.displayAlert(txt); // アラートダイアログを表示する