JavaScriptはオブジェクト指向型言語
JavaScriptはオブジェクト指向型のスクリプト言語です。ネットスケープ社の
Netscape Navigator 2以降およびマイクロソフト社の
Internet Explorer 3以降のバージョンで実行できます。また、2004年現在では、代表的なアプリケーション(
Flash 5以降や
Photoshop 7、Illustrator 10、AfterEffects 6.0、InDesign CS以降)などにも制御用として搭載されるようになっており、幅い広い用途に利用されるようになっています。
SSIとCGIの代用だった
SSI (Server Side Include)、CGI (Common Gateway Interface)を必要としていた部分で制限はありますがJavaScriptで代用することができます。2004年現在では、ほとんどがInternte Explorerで利用されていますが、Internet Explorerと、その他のブラウザ(Netscape Navigatorや
Opera、
Safariなど)で実装が異なるため双方のブラウザで確実な動作を期待できる命令は多くありません。基本的なオブジェクトとして規定されている部分は
ECMAで仕様が定義されているため、ほとんどのブラウザで互換性があります。しかし、それ以外のブラウザ独自のオブジェクトに関しては互換性は期待できません。
またローカルディスクにはcookieファイルを通してのみ読み込み、書き込みを行うことが出来ます。(Internet Explorerでは、それ以外での方法でファイルを保存することができます)
イベントに応じた処理
Internet Explorer等のWebブラウザ側ではJavaScriptを使用する事によりユーザーからの要求(マウスクリックやマウスダウン、文字入力等のイベント)に応じて処理を振り分けることが出来ます。
例えば使用者に住所と電話番号を入力してもらう場合、JavaScriptを使用すれば、入力した住所と名前が合っているか確認のためのダイアログを出したりする事もできます。入力がおかしい場合にもチェックして注意を促すこともできます。 クリック後、指定のURLに飛ばすことも可能です。
Java言語とは別
JavaScriptは
Sun Microsystemsが開発したJava言語とは別物です。Javaの型チェックはありませんしvarによる変数宣言もあってもなくても構いません。JavaScriptは基本的な部分はJavaに似せています。Javaはコンパイルする時間が必要ですが、JavaScriptはコンパイルは不要です。インタプリタ型なのでブラウザ上で逐次実行されます。特別な手続きを使用せずに関数を使用でき、独自のオブジェクトも作成する事もできます。実行時の型チェックも厳密に行いません。