第四回 「メッセージを表示」


 前回はJavaScriptの基本形を学びました。それが以下のものでした。
 
<html>
<head>
<title></title>
<script language="JavaScript"><!--
***** ここにプログラムを書く *****
// --></script>
</head>
<body>
</body>
</html>

または

<html>
<head>
<title></title>
</head>
<body>
<script language="JavaScript"><!--
***** ここにプログラムを書く *****
// --></script>
</body>
</html>

 今回は一番簡単なメッセージを表示してみましょう。前回のサンプルなどでも使っていたalert()を使います。まずは、数字を表示してみましょう。以下が123の数字を表示するスクリプトになります。
 
<html>
<head>
<title></title>
<script language="JavaScript"><!--
alert(123)
// --></script>
</head>
<body>
</body>
</html>

 入力したらブラウザ上で実行してみましょう。コピー&ペーストして試しているだけでは意外と覚えません。手作業で入力してトラブルを起こしながら覚える方が、良いのではないかと思います。
 無事に123の数字が表示されたでしょうか。警告ダイアログが表示され123の数字が表示されていればOKです。
 それでは、今回の主題であるメッセージを表示してみましょう。
123の数字の部分を好きな文字に変更してみてください。以下のサンプルでは「完成」と表示させています。
 
<html>
<head>
<title></title>
<script language="JavaScript"><!--
alert(完成);
// --></script>
</head>
<body>
</body>
</html>

 入力したら早速実行してみましょう。ブラウザで動作確認をするとエラーが表示されるか何も起こらないかのどちらかになります。うまく動作しないということは「どこかが間違っている」のです。一体、どこが間違っているのでしょうか?
 それは「数字と文字列では書き方が違う」という点です。数字は、そのまま123でも598でも記述すれば表示されるのに対して文字列は"で囲まないといけません。上記スクリプトを以下のように書き換えて実行すると期待通りに動きます。
 
<html>
<head>
<title></title>
<script language="JavaScript"><!--
alert("完成");
// --></script>
</head>
<body>
</body>
</html>

 文字列は"で囲めば良い、というのが分かれば良いでしょう。じゃあ、"を表示したい場合は? それは、次回説明します。




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