第五回 「"を表示」
前回はメッセージを表示する方法を学びました。それが以下のものでした。
<html>
<head>
<title></title>
<script language="JavaScript"><!--
alert("完成");
// --></script>
</head>
<body>
</body>
</html>
しかし、"を表示しようとして以下のように記述するとエラーになってしまいます。
<html>
<head>
<title></title>
<script language="JavaScript"><!--
alert("あ"");
// --></script>
</head>
<body>
</body>
</html>
これでは、どうしても"を表示しなければいけない場合に困ってしまいます。このような場合の解決方法はいくつかありますが、ここでは、簡単な2つの方法を説明します。
まず、一番簡単な方法は"の前に\を記述することです。つまり以下のようにすると期待通りに"が表示されます。
<html>
<head>
<title></title>
<script language="JavaScript"><!--
alert("あ\"");
// --></script>
</head>
<body>
</body>
</html>
ただ、これだと"がたくさん含まれる場合などに"がいくつだったっけ?と混乱してしまう場合もあります。このような場合は"で囲むのではなくて'で囲みます。これは以下のようになります。
<html>
<head>
<title></title>
<script language="JavaScript"><!--
alert('あ"');
// --></script>
</head>
<body>
</body>
</html>
"と'を、状況に応じてうまく使い分ければ良いでしょう。ちなみに表示するメッセージを途中で改行したい場合は改行したい場所で\nを記述します。
今回までは警告ダイアログ上に文字を表示させましたが、次回は文書内に文字を表示させます。