第六回 「文書内にメッセージを表示」
前回は警告ダイアログ上で"を含むメッセージを表示する方法を学びました。それが以下のものでした。
<html>
<head>
<title></title>
<script language="JavaScript"><!--
alert('あ"');
// --></script>
</head>
<body>
</body>
</html>
今回はダイアログ上に表示するのではなくて文書内にメッセージを表示してみましょう。文書内にメッセージを表示するにはalert()の代わりに
document.write();
を使います。alert()と同じように()の中に数字や文字列を記述します。以下のスクリプトは文書内に「できました」と表示します。
<html>
<head>
<title></title>
</head>
<body>
<script language="JavaScript"><!--
document.write("できました");
// --></script>
</body>
</html>
ブラウザ上で動作確認してみると、ちゃんとメッセージが表示されているのが分かるでしょう。document.write()は単純なメッセージだけでなくHTMLのタグも出力することができます。以下のスクリプトでは水平線を表示する<hr>タグを記述しています。
<html>
<head>
<title></title>
</head>
<body>
<script language="JavaScript"><!--
document.write("<hr>");
// --></script>
</body>
</html>
ブラウザ上で動作確認をしてみると水平線が表示されているのが分かるでしょう。タグは1つだけでなくHTMLを書くときのように、列記することもできます。以下のサンプルでは<hr>を5個記述し水平線を5本表示しています。
<html>
<head>
<title></title>
</head>
<body>
<script language="JavaScript"><!--
document.write("<hr><hr><hr><hr><hr>");
// --></script>
</body>
</html>
もちろん、もっと<hr>を増やせば何本でも、100本でも1000本でも可能です。しかし、<hr>タグを100個も記述しなければいけないというのは、面倒ですし入力ミスも発生するでしょう。これでは、なんだかコンピューターに使われているような感じです。繰り返しはコンピューターの得意とする部分のはずです。
ということで次回は「繰り返し処理」について説明します。