今回はファイル名を変更するスクリプトと選択したファイルを開くスクリプトです。Bridgeにはバッチ処理で名前を変更する機能があるため、今回紹介するスクリプトだけでは、他のスクリプトと組み合わせない限りメリットがないかもしれません。また、ファイルを開くスクリプトは開くアプリケーションを指定することができるため、JPEGならPhotoshop、PNGならFireworksを開くといったことができます。また、ファイル名がDSCで始まる場合はPhotoshopで開くといった細かい処理も可能です。
最初のスクリプトはウィンドウ内にある全てのファイル名を変更するものです。これはファイル名の先頭にDGCR_を付加します。
var doc = app.document;
var fileList = doc.thumbnail.children;
for(var i=0; i<fileList.length; i++){
fileList[i].name = "DGCR_"+fileList[i].name;
}
次のスクリプトは選択したファイルだけファイル名の先頭にDGCR_を付加します。
var doc = app.document;
var fileList = doc.selections;
for(var i=0; i<fileList.length; i++){
fileList[i].name = "DGCR_"+fileList[i].name;
}
ファイル名を連番にしたい場合は以下のようになります。これはウィンドウ内にある全てのファイルを連番ファイルとしてリネームします。
var doc = app.document;
var fileList = doc.thumbnail.children;
for(var i=0; i<fileList.length; i++){
fileList[i].name = (i+1)+".jpg";
}
選択したファイルだけ連番にしたい場合は以下のスクリプトになります。
var doc = app.document;
var fileList = doc.selections;
for(var i=0; i<fileList.length; i++){
fileList[i].name = (i+1)+".jpg";
}
次にファイルを開く処理です。以下のスクリプトは選択したファイルをデフォルトで指定されているアプリケーションで開きます。
var doc = app.document;
var fileList = doc.selections;
for(var i=0; i<fileList.length; i++){
fileList[i].open();
}
これだと何のメリットもありませんが、BridgeではopenWith()のパラメータに開きたいアプリケーション名を指定することができます。例えば以下のスクリプトでは選択されているファイルをPhotoshop CS3で開きます。
#target "Bridge"
var doc = app.document;
var fileList = doc.selections;
for(var i=0; i<fileList.length; i++){
fileList[i].openWith("/Applications/Adobe Photoshop CS3/Adobe Photoshop CS3.app");
}
なお、先頭にある「#target "Bridge"」はこのスクリプトはBridgeで動作させるようにさせるためのものです。このようにしておけば、ダブルクリックするだけでスクリプトが実行されるようになります。
残念ながら、これらのスクリプトはBridgeのお気に入りに入れても実行されません。実行できるようにしてもらえば、利便性は向上すると思うのですが。
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