雑誌などではテキストブロックの先頭1文字目だけ大きくしたり色を変えたりすることがあります。今回のスクリプトは選択されたテキストブロックの先頭1文字目のサイズを変更するものです。
最初のスクリプトは選択されたテキストブロックの文字サイズを24ポイントにするものです。
selObj = activeDocument.selection;
for (i=0; i<selObj.length; i++)
{
charObj = selObj[i].characters[0];
charObj.size = 24;
}
文字サイズは
charObj.size = 24;
の24の値を変更してください。この値の単位はポイントです。Illustratorはスクリプトで指定する場合には必ず単位はポイントになるので注意してください。ちなみにPhotoshopでは自由に単位を変更できます。
次のスクリプトは文字サイズだけでなく任意の色(RGB)も指定するものです。
selObj = activeDocument.selection;
for (i=0; i<selObj.length; i++)
{
charObj = selObj[i].characters[0];
charObj.size = 24;
charObj.fillColor = setColor(200, 0, 100);
}
function setColor(r,g,b)
{
var colObj = new RGBColor();
colObj.red = r;
colObj.green = g;
colObj.blue = b;
return colObj;
}
文字の色を変更するには
charObj.fillColor = setColor(200, 0, 100);
の200, 0, 100の値を変更してください。最初が赤の輝度、次が緑の輝度、最後が青の輝度になります。
文字サイズを変更すると文字の位置がずれてしまいます。そのような場合はベースラインを調整する必要があります。以下のスクリプトはベースラインも調整するものです。
selObj = activeDocument.selection;
for (i=0; i<selObj.length; i++)
{
charObj = selObj[i].characters[0];
charObj.size = 24;
charObj.baselineShift = 5;
charObj.fillColor = setColor(200, 0, 100);
}
function setColor(r,g,b)
{
var colObj = new RGBColor();
colObj.red = r;
colObj.green = g;
colObj.blue = b;
return colObj;
}
ベースラインの位置を変更するには
charObj.baselineShift = 5;
の5の値を変更してください。正数であれば上に文字がずれ、負数であれば下に文字がずれます。
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