知っていても役に立たない技というのがあります。知っていれば何かの時には役に立つかもしれないけど立たないんじゃないか、というものを少しだけ紹介します。
●Illustrator 10,CSを複数起動
何かの時には役に立ちそうですが、Illustrator 10,CSを複数起動する事ができます。単純にアプリケーションフォルダにあるIllustrator 10またはCSのフォルダをまるごとコピーした後に、それぞれ起動するだけです。
●プレビューを複数起動
Illustrator 10,CSのようにコピーしてもいいのですが、それだとハードディスクの容量を圧迫してしまいます。そこで以下のようにターミナルからコマンド入力すると、好きなだけ(?)複数プレビューを起動することができます。
/Applications/Preview.app/Contents/MacOS/Preview &
●QuickTime Playerを複数起動
プレビューと同様にQuickTime Playerも複数起動できます。ファイル形式の書き出しで時間がかかる場合には便利かもしれません。以下のコマンドをターミナルから入力します。
/Applications/QuickTime Player.app/Contents/MacOS/QuickTime Player &
●システム環境設定を複数起動
システム環境設定は複数起動できると、一度にいろいろチェック、設定できて便利かもしれません。以下のコマンドをターミナルから入力します。
/Applications/System Preferences.app/Contents/MacOS/System Preferences &
●強制終了でも終了しないものを強制終了させる
これは知っているといいかもしれません。まず、ターミナルから以下のように入力します。
ps -ax
終了させたい(ハングしてしまった)アプリケーションの名前を探します。次に、そのアプリケーションの左側に表示されている番号(プロセス番号)を確認します。あとはターミナルから以下のように入力します。
kill -KILL プロセス番号
これでアップルメニューの強制終了でも終了しないものでも終了させることができます。データは保存しないので消えてしまいますが。
●無理矢理再起動か終了
非常に運悪く、ほとんど全部ハングアップしてしまった場合、ターミナルだけ生きているなら以下のように入力すると再起動できます。(sshなどを利用してリモートで他のマシンから侵入して再起動することもできます)
sudo reboot
この後にパスワードを聞いてくるので自分のパスワードを入れます。ハードディスクにデータが書かれているかどうか不安な人は
sync
と3回入力してください。(念のため)
再起動でなく終了させたいなら
sudo shutdown -h now
と入力してください。再起動後、どんな状況になっているか知りたい場合には再起動後にコマンドキーとVキーを同時に押したままにすると良いでしょう。テキストで何しているか表示されます。