telnet接続できる環境を準備
不正なデータや内容によりメールが受信できなくなった場合には、直接POP3サーバーに命令を送って不正メールを削除します。そのためには、telnetが扱える環境が必要です。Windows 95/98/Me/2000およびMacOS Xの場合は標準で用意されているので不要です。Windows XPの場合には
putty.exeをダウンロードします。Windows XP以外のWindowsでもputty.exeは使用できます。MacOS 9などでは
NCSA telnet (NCSA Telnet 2.6 68K) をダウンロードします。以下はputty.exeとMacOS Xのターミナル上での例を示します。
POP3サーバーに接続する
Windowsの場合はputty.exeを起動します。以下のように設定します。
MacOS Xの場合はアプリケーションフォルダ内のユーティリティフォルダ内にあるターミナルを起動します。起動したら以下のように入力します。
telnet
POP3サーバー名 110
110の前には半角スペースが必要です。
接続されると+OK Hello there. <〜〜〜〜>といったメッセージが表示されます。
コマンドを入力する
まず、ユーザー名を入力します。ここでのユーザー名はメールアカウントです。
[email protected]ならabcdの部分です。
USER
ユーザー名
+OK Password required.と表示されたらOKです。違っている場合には再度USER ユーザー名と入力します。次にメールのパスワードを入力します。パスワードは以下のようにします。
PASS
パスワード
パスワードが正しい場合には+OK logged in.と表示されます。次にリストを表示します。
LIST
すると左側に番号が付いた数字が表示されます。これがメールの一覧です。メールの番号は古いものが小さい番号に、新しくなるほど大きい番号になります。次に怪しいメールを削除します。ここでは最初の1番のメールが不具合を起こしているとします。この場合は以下のように入力します。
DELE
1
6番目ならDELE 6です。この番号はLISTで表示したものに対応しています。
他にも削除したいメールがあればDELEを使って削除します。
最後に以下のように入力します。
QUIT
これでOKです。普段使っているメールソフトで受信してみてください。また、駄目になった場合には最初からやり直します。