広告は見える位置に

 広告はブラウザ画面で見える範囲にある方が有利です。Webページ制作に慣れていない人が陥りやすいのが、自分の見ている画面サイズでレイアウトを決めてしまうことです。例えば1280x1024のサイズで作ってしまった場合、これよりも小さいサイズでページを見た人はページをスクロールしないと内容が見えないことになります。画面外に広告があれば、その広告をクリックしてくれる確率は低くなります。
 自分のページが、どのような環境で見られているのかを調べるにはアクセスログ集計を取ります。都合の良い事にGoogleで解析サービスを行っています。これはGoogle Analyticsのページで登録して利用します。
 この解析サービスでウェブマスター向けの統計結果に「画面の解像度」というのがあります。ここに画面サイズの統計結果が表示されます。ちなみに、このサイトでは以下のようになっています。

1024x768 : 49%
1280x1024 : 32%
1400x1050 : 3%

 もし、1280x1024でレイアウトしてしまうと半分の人がスクロールしないとページを見られないことになります。ページレイアウトはブラウザの幅を変更しても大丈夫なように作成しておくか、1024x768(もしくは800x600)以内にしておきましょう。

 ここまで、やってもクリック数はゼロのままの可能性が大です。これは広告の位置やサイズ以外にもクリックされない要素があるためです。これは次章にて説明します。